Nina:Agent Chronicles – 前半は謎解き重視

開発はポーランドのLemon Interactiveという集団で、後のCity Interactive(現CI Games)である。2003年発売の本作はタイトルの通り女エージェント「Nina」となり潜入ミッションをこなしていく一人称視点のシューター&アドヴェンチャーだ。女エージェントというと峰不二子(ルパン三世)だとかJoanna Dark(Parfect Dark)だとかViolette Summer(Velvet Assassin,史実)を思い浮かべるかもしれないが、PC Gamer的にはなんといってもCate Archer(The Operative: No One Lives Forever)だろう。どことなく時期的にも合っているし、Game EngineがLithTech2.4とJupterの間のTalon Enigienを採用していることもあるので、ゲームを始めると独特の足音やInterfaceなどから強い既視感を覚える。

内容はCity Interactive毎度のこと銃撃戦がヌルいという他に、ゲームを進行させるための謎解き(パズル)が困難であることが挙げられる。純粋な謎解き難易度はちょいムズといったところだが、プレイヤーへの導き方がハイパー不親切なため、その二つが合わさって「かなり難しい」ということになる。幸いMap自体は広くないので隈なく探索すればなんとかなるとは思うが、近年の親切なゲームに慣れているプレイヤーだと最初のステージすら突破不可能だろう(最初が一番ややこしくて難しいのだけれど)。はっきり言って時間が余って余ってしょうがない人以外はさっさとWalkthroughを見てもいいような気がする。しかしまぁWalkthroughを見てまで遊ぶほどの価値があるかと聞かれると困ってしまうが…高層ビルのMissionだけは階をまたがってエージェントっぽくこっそりと、時には大胆に大物を追い詰めていくのがユニークで良かったと答えておこう。

lithtech 2016-01-30 11-12-20-10_R
◆サイレンサーを使った隠密行動などは無く、戦闘はわりとドンパチ系。また、全体的に銃撃の感触は良い

lithtech 2016-01-31 17-36-08-97_R
◆室内メインだった前半とはガラリと変わり、後半からは遺跡のステージを進むことになる。雰囲気的にはTomb Raiderに近い言えるが、ゲーム内容は謎解きメインから一転目の前の敵をひたすらライトマシンガンでゴリ押していくC級FPSへと変わる。前半が難しすぎたと判断して急遽方向転換したのだろうか。しかしこちらはこちらで簡単すぎて単調すぎて驚きすらも無い

Medal of Honor – 難易度Mediumで二周目(9)

初回のプレイでは腐ったField of viewでプレイしたせいかCall of Duty 4を真似してスベっただけの作品のように感じたが、今回のプレイ環境は日本語音声に加えFovを広げての快適なものへと変えたため、印象が大変良いものに変わった(Fovが狭いと疲弊してしまうので、ただでさえ苦手な英語がより聴こえなくなる)。特に「国と名誉と仲間」が前面に押し出ているのが、とてもMedal of Honorらしくて良かった。Medal of Honorらしさというのは、戦争に身を投じている一介の兵士を描いているところで、Medal of Honor: Allied AssaultやCall of Duty1,2と同じにおいがするということだ(それだけ?)。

発売当時にプレイした時は「表面だけを見て」Call of Duty 4を真似しただけだと雑に判断してしまったが、今にして思えば舞台を現代に移しただけの正統な進化ような気もする(EAに強制されたかもしれないが)。よって、WaW以降のCall of Dutyよりも本作の方が遥かにゲームの世界に没入しやすい。また、気付くのがあまりにも遅すぎたが、解散したDanger Closeという集団は実に生真面目で有能な奴らだったのではないだろうか。Clive Barker’s Undyingなどは今でも色あせてないし。

  • PCGamingWikiが2015年にFOV changerを公開。ようやくシングルが快適に遊べるように
  • Unreal Engine 3だということを感じさせない改造っぷり。美しい。
  • 音の定位置は良好。実銃には詳しくないが、作中の銃声はわりと好みである
  • 仲間に話しかけるだけの弾薬の補充ができるというのはゲーム的に好きになれない
  • 前述した弾薬を仲間から受け取れるシステムのため、弾薬無限のハンドガンの存在意義が薄い
  • 見えない壁と通路が多い。また、無敵時間でもあるのかRPG兵を倒せない時も多く、少ししらける

moh 2016-01-12 21-08-08-15_R

moh 2016-01-15 22-39-26-66_R

Shadow Ops: Red Mercury – 終盤までは楽しめた

Steamでセールされている時に目に入り、安っぽさが気になったので購入しプレイしてみた。簡単に言えば本作は機械的反応速度と射撃能力を兼ね備えた強敵からなるべく少ない被弾で勝ち進んでいくといった形の非常に簡素なシューターだ。他のゲームと違うのはセーブやチェックポイントが存在しないことで、ミッション開始からクリアまで緊張感が(嫌でも)持続するところ。また、どんなに丁寧にクリアリングしようとしても、T字路に差し掛かる時に左右同時確認は不可能であり、左を見ながら路地に入り込んだ瞬間に前述した機械的反応で右側から撃たれるようなことが頻繁にある。よって「避けられない被弾」がどうしても起こるゲームなのである。

そこでクリアリング以上に大事になってくるのが、回復剤の扱い方だ。つまり、プレイヤー(HP100)が簡単に死なないように数多くの回復剤(HP+25)が置かれてはいるものの、手当たり次第に取得せずに、HPが75以下の時だけ取るようにして回復量を1でも無駄にしないのが重要なのだ。なんとなく想像が付くかもしれないが、中程度以上の失敗をして大ダメージを受けてしまったら場合にはMAPを戻って回復するといったセコセコしたゲーム展開になる。これならば、いっそFEARのように回復剤を何個も携帯できる方式にしたほうが無駄に歩くこともなく、洗練された感じになりそうだが、これはこれで「即座に死なない」いう安心感を生んでしまう可能性もあるため、MAPを一々戻るような面倒臭い作りもそれほど悪くないように思えてきた。

  • 効果音、BGM、動画は結構なレベルで、かなり映画っぽい
  • だが、音響は悪くUnreal EngineやEAXを使っている割りに音がボケていてイマイチ
  • 直線的でリロードが早く、射撃感の良い軽快な戦闘システムは私好み
  • 敵に攻撃を当てた時に、血やエフェクトやリアクションが少ないのが残念
  • 凝ったクリアリングは逆に被弾が増える。コンソールの作品だと意識して「前」を重点的に見ておく
  • リーンも使用可能だが、使い勝手が悪い。使い道が無いというわけではないが
  • こちらからは見えないが、敵からは見えるという状況が多い。霧、雪、炎、煙など
  • オプションから字幕を追加できるが、敵が出現する位置とかぶることが多く、読んでいると被弾する
  • 後半は敵が同じ場所からダラダラと湧いてくるので、面白さが激減

RM 2015-10-10 12-06-37-05_R
◆解像度は”RM.ini”の書き換えで変更可能だが、弾倉の所持数が見えなくなる不具合も

RM 2015-10-11 20-02-02-36_R
◆特殊部隊ものといっても、かなりカジュアル。MoHAA以降に流行った演出重視のアレだ

続きを読む

Just Cause 2 – 近頃は女騎士をジャスコに誘うのか

乗り物で移動する時間が無駄としか思えない性分なのでこの手のゲームを楽しむのは苦手だが、頭を空っぽにしてエージェントRicoのド派手な活躍を見ていると、多少は移動時間を我慢してもいいかなという気分になる。馬鹿馬鹿しくて華やかで爽快感があって、任務をこなすのが楽しいからだ。難易度は前作(Demo)の時にも感じたが、マウス操作による銃撃が強すぎるため、かなり低め。ただ、低めであることが気軽さや快適さにうまく繋がっているので、よく調整されているように思う。

過去4Gamerのベンチマークレギュレーションにも選ばれたゲームエンジンの 「Avalanche Engine(Version 2.0)」は草木、水面、砂漠、夕日、雲、炎、爆発などの環境全般の描画が美しく、島国『パナウ』を魅力的に映しだすことに成功している。また、単純な美しさだけでなく、エンジンの安定性も相当なもので、今回プレイしたGTX970環境下ではどのような状況でも120fps(垂直同期)に張り付いたままであり、強制終了も無かった。つまりは、綺麗で軽くて安定しているという理想的で優れたゲームエンジンなのである。個人的にはフレームレートが落ちたとしても、もっと爆発を派手(下品)にして欲しかったが。

  • マウス操作の銃撃が強すぎて、武器強化に興味が沸きにくい
  • 自分の意思でDLCを購入していない場合はSteamから外すのを推奨。様々な意欲が減る。
  • 道無き道をバイクや車で進むのは難しく、許されていない感じ。数少ない窮屈さ
  • 非武装の要人NPCが率先して前線に突っ込むのが不自然で仕方がない
  • 14時間ほどでクリア。欲深くないRicoの最後の判断を清々しく思う
  • 短所に目をつむり、頻発するバグまで楽しめる(許容できる)ゲーマーほど、本作を気にいるだろう
  • 私の故郷にジャスコは無かった

JustCause2 2015-09-28 22-21-03-83_R
◆爆発は多いのだが、破壊が少ないのでカタルシス的なものは感じない

JustCause2 2015-09-25 22-12-41-20_R
◆現実で山を登って山頂にたどり着くと、目に映る風景が不思議とすべて綺麗に見えるように思うが、Just Cause 2も上へ上へと登る機会が多く、ふとあたりを見回してみると、いつの間にか風景が綺麗に見えたりするのである

以下スクリーンショット集

続きを読む

Counter-Strike: Condition Zero – Botとでも楽しめる(2)

そもそもCounter-Strikeが嫌いなFPSプレイヤーはいるのだろうか。単純明快かつ緊張感の味わえるゲームルール、ストッピングを初めとするやり込みがいのある技術の数々、改良に改良を重ねられたMap達。それらが合わさり誰もが認める世界最高のFPSであることに異論は無いはずだ。ただ、その高い完成度や競技性に魅せられ、膨大な時間を遊んでいる熱心なプレイヤー達に、何もできずボロ雑巾のように倒され続けるのが嫌なだけなのである。つまりは、Counter-Strikeを遊びたいけれど、あまりに勝てないのは嫌なので、頭の良いBotが標準搭載されているCounter-Strike: Condition Zeroのキャンペーンをのんびりと(難易度Normalで)遊ぶことにしたわけだ。また、キャンペーンは出来が良いわりにCounter-Terrorists側のミッションしか用意されていないという半端かつ勿体無い状態なので、有志が作成したTerrorists側のミッションパックも試しにプレイしてみた。

実際にプレイしてみるとCounter-Strike未経験者を想定している気の利いたシステムに驚かされる。まず買い物中に時間が止まる。そのため、ゆっくりと時間を掛けて武器を選びマウスクリックで購入することが可能だ。当然ConfigにBindを設定するような面倒も無い。また、1.6の時は機能していなかったAutobuyも信用できるものになっており、自動でアサルトライフルと弾薬と防具を購入してくれるのがとても便利。さらに最初から多くの資金を持っているのも嬉しいところで、通常の対戦と違いピストルラウンドを行わずともアサルトライフルを持ってゲーム開始できるようにしたのは英断と言える。そして、初めて見るMAPでも前述した頭の良いBotに付いて行けば、自然と相手陣営とぶつかる場所も覚えられ、Counter-Strikeを遊んだことのないプレイヤーでも基本的な流れを理解できるので、キャンペーンをクリアするまでになれば、全くの初心者でもある程度の自信は付くだろう。世界人気No1オンラインゲームの入門ソフトとして非常によく出来た作りだ。…書くのが10年遅いって?

hl 2015-07-17 22-29-40-94_Ra
◆キャンペーンは通常のマルチ対戦とは違い、単純にラウンド勝利を重ねるだけでなく、いくつかの目標を達成する必要がある。それはボムを解除しろだとか、ショットガンで5人倒せだとか、ブルパップで7人倒せだとか、75秒以内にラウンドを勝利しろだとか比較的簡単な代物だ。ボムや人質関連はルールの理解に適しているし、普段使わない武器を指定されるのは新鮮な気持ちで戦えるのでなかなか良いと思う。なかでもMagnum Sniper Rifle(AWP)でキルを命じられるものは、あまりにも簡単すぎて、課題というよりはボーナスであり息抜きになっているのが愉快である。ドゥーン

hl 2015-07-17 22-39-08-46_Ra
◆チームメイトの編成が可能。序盤はサブマシンガンやショットガンといった銃を持った近距離特化の味方しか雇えないので、不安定で活躍に期待できないが、後半になるにつれアサルトライフルを持ったキャラクターを多く雇えるようになるので、ゲームが進行するほどに楽になる。やはりAKやM4は単純に強く、遠距離から近距離まで対応できるため、自分が死んだ後でも彼らのフォローに期待できる。(Botは大多数のMapで安定動作してくれる反面、FastlineなどのOfficial Mapでも狭く入り組んだ場所では完全に混乱してしまい、初めて迷路に挑戦するネズミのようで見るに耐えない)