El Matador – 消化作業

珍しいEAX5.0対応作という事で軽く遊んでみた。そのヴァーチャルサラウンド(EAX)についてだが、音の定位自体は良いものの、どうもシューター部分を面白くしているようには感じなかった。Third Person Shooterというゲームの関係上中距離戦闘が多く、相手の足音を聞くような場面が少ないということもあるが、それ以上に敵が人間の反応速度を越えた機械的超Aimでこちらに先制ダメージを与えてくるので、耳を澄ませて「お、いるな」と警戒していても、基本的に被弾を防げないのだ。

一応はスローモー機能が付いているので、足音を聞く行為と待ち伏せを併用することで有利なゲーム展開を行えるが、異様にテンポが悪くなりシューター(ゲーム)として面白みを感じない。良いのか悪いのか分からないが、メディキットとアーマーが多めに配置されているので、EAXもスローモーも頭の片隅に置いて単純なC級シューターとして目の前の敵をバンバン撃っていく方が素直に楽しめる。アップテンポのBGMもなんだか積極的に前進するプレイを推奨しているように聞こえてくる。


◆一本道のうえ単調なTPSであるが、意外と射撃感が良く、だらだらと敵を倒すだけでもそこそこ面白い


◆スローモー+横っ飛びで奇襲。オマージュ元(?)のMax Payneは未プレイなのだが、こういう場面が頻繁にあるお洒落で格好良いゲームだと期待していて…

Soldier of Fortune II: Double Heli – 難易度Normalで二週目(2)

初回は難易度Easyにセーブ回数5回と設定してプレイした記憶がある。その時は撃った感触とゴア表現がとても良い反面、異様な火力の手榴弾をポイポイ投げ込まれ頻繁に即死するという歪な印象だった。今回はそれよりも難易度を上げたにもかかわらず、さほど歪さは感じなかった。二週目だという要素も大きいが、何よりも音声環境(X-Fi+ヘッドホン)を整えたことだろう。本作SoF2は敵の察知を視覚ではなく、足音、話し声、銃のリロード音、手榴弾のピンを抜く音など、聴覚に集中することでかなりの危険を事前に防止できるようになる。

特に手榴弾で死ぬ回数は並みのゲームほどに減らせるだろう。この作りが良いかどうかはさておき、ハードウェアを揃えさえすれば、過度なしゃがみ歩きにリーン動作などの丁寧なクリアリングなどをせずとも、適度な緊張感を保ちつつ適切な難易度で楽しく遊べる。あと、武器の切り替え時間はもう少し短い方が良かったように思う。多くの場面でリアルさを推している割には敵が猪突猛進で突っ込んでくるため、SMGからARに切り替えるよりも寄ってくるのを待つだとか、敵を発見した後に手榴弾に切り替えて投げ込もうとしたらもう目の前まで接近されて無意味だったりと(=事前に敵に位置を知らないと手榴弾が機能しない)、距離によって武器を変えるより、武器を持ち替えず固定していた方が安全というのは多種類の武器を持ち歩けるゲームとしてはよろしくない。

SoF2_2018_11_17_00_09_10_781_Ra
◆室内戦闘で大活躍のショットガン!さっと顔を出し撃ってさっと身を隠せ

SoF2_2018_11_22_23_45_00_562_Ra
◆中盤までの主力武器SMG。タップ撃ちでそこそこの長距離まで対応できる凄いヤツ

今回はパッケージ版をFullHD化してお子様向け設定(ゴア表現抜き)でプレイ。まぁ僕も14歳を長く続けていますけどね、なんていうかなほら…血を見るのも飽きてきた…っていうかな。うん、どぎついスクリーンショットをベタベタ貼るのもいかがなものかと

続きを読む

M.I.A.: Mission in Asia – そのままの君でいて

PCゲーム道場レビュー記事にほぼ全ての事柄が書かれているため、概要はそちらを参照していただきたい。プレイした感想も似通っており、ますますもって今タイピングしている意味を考えてしまうわけだが、タイトルの通り”そのままの君でいて”といった感じだ。同開発会社のゲームを遊んだ経験があればおおよそ同じ感想を持つと思うのだが、「UbersoldierとUbersoldier 2の方が良かった」というもの。何故なら特殊能力のシステムを削り、ゲーム性を大きく下げてしまったため、バリューゲーム郡の中でキラリと光っていたものが、びっくりする位ぼやけてしまったのである。

さらに言えば全体的にCoDを意識しすぎたのも(?)まずい。いや、意識して売れたゲームの真似をする行為自体は良いのだが、プレイヤーの意図しない行動を咎める(即死させる)というCoDで批判されがちなネガティブな部分が本作では全面にでてしまっていて心証が悪い。特に二番目のMapの曖昧な指示のもと、訳も分からないまま、手探りで死にながら開発の意図を確かめていく作業というのが、複数回の無駄死に繋がったため結構なストレスに。やはりプレイヤーを導くのが下手なロシアの開発会社(偏見)は、ぎちぎちに拘束するようなシステムではなく、ざっくりと適当にやってもなんとかなるようなガバガバな方向で作ったほうが良い気がする。

xtend_2018_11_10_22_39_13_671_Ra
◆ゲームの前半は○○を守れだことの、道を切り開いてくれだことの、適度に面倒な頼まれごとをこなしていくCoDのようなリニアな進行。指示が大雑把なところがロシア(または東欧)的で変な味がある

xtend_2018_11_13_21_36_17_968_Ra
◆ゲーム後半は急にバリューゲー色が強くなり、C級D級のアクションシューターへと変わる。B級ではないというのが非常に重要

続きを読む

Medal of Honor: Warfighter – 難易度Hardで二週目(12)

良いのか悪いのかストレスの少ない、素直なゲームといった印象。プレイヤー体力の自動回復速度が早いため、非常に機械的な敵の攻撃を受けても少しだけ身を隠しておけば、すぐさま全快して戦闘に復帰できるため、相手の攻撃能力が異様でも異様に感じにくいあたりから現代のニーズをうまく把握しているように思える。がしかし、このような安易なユーザーのストレスを減らした作りが良いかどうかはやはり疑問である。

ゲーム性としてはこれまた素直にヘッドショットを狙っていくものであり、敵は尻を隠して頭を出すようなサービス的回避行動をとってくるので、開発の意図に従いキチンと頭を撃って赤いヘッドショット成功マークを出すのが爽快で達成感を感じられるお薦めの遊び方だ。それを手助けしてくれる味方AIもなかなか賢く、攻撃面でも頼りになるので、隊で軍事行動を行っている感覚を強く、高く評価できる。アクション系ミリタリーシューターとしては珍しいくらい素直な作りに冒頭では疑問を呈したが、FPS不慣れな人にはお薦めできるとも言える。最後にストーリーだが、なかなか複雑で遊びながらだとどうにも時系列が理解しにくい。よって興味が無ければ無視してしまって、その分のリソースをFrostbite 2.0で描かれた美しい風景を見るのに割り当てても良いのではないだろうか。

MOHW_2017_10_22_11_18_39_435_R
◆ずっとアメリカのターン

MOHW_2017_10_21_10_47_04_419_R
◆大げさなヘッドショット成功マーク

Condition Zero: Deleted Scenes – さらりと二週目(3)

どんなゲームだったかを思い出す意味で二週目をプレイ。序盤こそ記憶の通り、普段のマルチプレイで使われない武器でテロリスト達をやっつける風変わりなCounter-Strikeとして遊べ、進行ルートもHALF-LIFE1に近いパズル要素や若干のステルス要素など、ほんの少し頭を使うあたりがなかなか心地よく、シークレットへのアクセスもダックジャンプの利用が求められたり、若干の優越感をくすぐられるあたりがいい感じだ。さらに、世界が熱中するほどの優れた射撃感のおかげで全体的によく出来たFPSと言える。

ただ、終盤に差し掛かるあたりから強引に難易度を上げようとしたためか、とても戦闘が悪質なものになってしまっているため、遊び終わる頃は何だか疲れてしまっているように思う。序盤中盤は敵AIが機械丸出しの反応と超精度のAimであっても、正面からの戦闘が多いため、「実際の戦争でもテロリストに待ち伏せされていたら、こうなんだろうなぁ」といった好意的な解釈ができなくもないため、無視できる範囲かと思うが、後半はトリガー湧きによる背後や死角からの襲撃が増え、クリアリングや警戒ではどうにもならなくなっていく。とにかくダメージが避けられない展開が続き、アクションシューターとしては何も面白くない。いわゆる覚えゲーである。ただ、回復剤だけはそれなりの量が配置されている分だけ進行が止まることは無く、マシだと言えなくもないが、後半のゲームデザインで褒められるところは無い。点数を付けるとすれば中盤までは73点、終盤は49点。

hl 2017-07-31 22-41-18-29_R
◆Source.Global Offensiveを含むCounter-Stikreのマルチプレイに大爆発は無いので、ドラム缶を撃って敵を巻き込むのはシングルキャンペーンならではかな。凄まじくどうでもいいが、私は大爆発のスクリーンショットをWeblogで公開するのが大好きだ

hl 2017-07-31 23-04-24-21_R
◆小型バーナーを使って建物に侵入したり、遠隔操作の小型カメラで敵の様子を把握したり、爆弾で破壊工作を行ったり、無線機で人質救出を支援したりと、マルチプレイとの差別化を図り、流行りの要素を取ってつけた感がある。あるけれども、嫌味はなく、うまく溶け込んでいるような気がする

続きを読む