Sacred Citadel – 犬は暑い時に舌出る(8)

本作最大の功績はSacred 3とナンバリングしなかったことだ。あくまで世界観だけを共有するスピンオフ作品にすることで、Sacredシリーズのファンが失望させることもなく気軽に遊べるようになっている。また、カートゥーン風のグラフィックはバリバリの洋ゲー臭さを和らげており、シリーズ未経験者も手に取りやすいはずだ。選んだキャラクターはセラフィムメイジ。やはりSacredと言えば白目のセラフィムなので、これは外せない。しかしCo-op重視のアクションゲームで魔法使いのソロプレイというあたり、嫌な予感しかしないが、Sacredらしさがまったく無い他の三キャラを使うよりはよい。

結果から言うと、Act3以外は苦戦なくクリアまでいけた。そのAct3には手榴弾と突進で攻撃してくるすばしっこい敵がいて、小回りの効かないメイジではかなり対処しにくかったが、何回か挑戦するうちにプレイヤーのアクション操作でカバーできる範囲ではないと気が付いたので、クリアしたステージを再度プレイしてレベルを上げるようにした。本家Sacredと同じでレベルと装備さえ良くなれば、適当にボタンを連打していてもガンガンゲームが進むのだ。Act4では一転して巨大な敵ばかり出現するようになるので、火力で押せるようになり戦闘が楽になった。

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ゲーム全体として可もなく不可もなくといったレベルにとどまっており、シングルよりも親しいフレンドとのCo-opで遊ぶのが良いだろう。

King’s Bounty: Crossworlds – アメリ姫にしばかれ隊(1)

数年前にKing’s Bounty: Armored Princessを難易度NormalのPaladinでプレイしたのだが、3時間ほどプレイしたところでお金が無くなり詰んでしまった。しかしどうしても一度はクリアしてみたいということで、今回拡張版のKing’s Bounty: Crossworldsを手にとったのだ。

難易度はEasyでWarriorを選択。そのWarriorは一番初心者向けということだが、レベルが15を超えたあたりから、出来る事の少なさに気が付いてしまったので少し退屈気味に。戦闘にも慣れ、余裕がでてきたので、やっぱり直感通りにPaladinを選んだ方が良かったかなと思いながらも気を抜いていると部隊が半壊しているので、やっぱりWarriorで正解だったかも…と揺れている。ゲームの目的はどうやら「八つの石」を集めることらしい。現在二つの石を取得したので、進行度は25%ということになる。しかし、船で気ままに見知らぬ大陸を探索するのが楽しすぎてメインシナリオはおろかサブシナリオも放っておいて、フラフラしている。私にもまだファンタジー世界の旅を楽しむ心があったのだと自分自身驚いているところだ。本作は本当に雰囲気の良いゲームだと思う。

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◆気に入っているユニットは「ネクロマンサー」で、別のアンデット兵団を支援させるのが言葉に表せない気持ちよさ。当然アメリ姫はそのネクロマンサーの支援に回す。アンデット以外で好きなユニットは、素早いのと遠距離攻撃可能なものの二つ。どちらも判断ミスによる無駄なターン消費を軽減できるので、損した気分になりにくいのだ。

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◆シミュレーション戦闘が下手なので、キャラ育成と兵団補強で補うスタイル。というか多分WarriorだとPaladinとMageに比べて自軍の被害を減らせないので、お金で兵隊を雇いまくるパワープレイになると思う。

Dishonored – カオス度MAX

難易度Normalでクリア。思いのほかストーリーが重視されていて、会う人物人物がとにかくしゃべりまくる。そのうえ物語の背景を記した書物がそこら中に設置されており、全てを見聞きしているとアクションゲームの時間が減ってしまうので、それらを切って遊んだ。その結果ゲームをクリアした今でも主人公の名前がコルヴォということしかわからない。

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超能力を使った移動(テレポート)はステルスなのか

現実(または現実に近い設定)で生身の人間が非力ゆえに自分の居場所を悟られないよう身を隠しながらこっそりと動くのがステルスだと定義すると、(短距離ではあるが)テレポートできる人間が居場所を悟られないよう安全にテレポートできる場所を探す行為はステルスではないように思う。よってゲームの大半が「ブリンク」というテレポート移動に依存しているDishonoredがステルスゲームかどうかはかなり疑問だ。

しかしながら、既存のストレスのたまる泥臭いステルスアクションから一歩二歩進んでいることは間違いなく、Arkane Studiosはテレポート移動というアイデアに慢心することなく、本作を高いレベルのゲームに仕上げており素晴らしいと思う。もし彼らが似たような次回作を作るというのであれば、もう少しDMMMに戻して欲しい。

  • 近年のゲームにしてはクイックロードが早い
  • アイテムを拾うのが気持ち良い、特にコイン
  • 良くも悪くもコルヴォの戦闘能力が高すぎる
  • カオス度によるペナルティを軽減する装備がある
  • たまに暗殺ゲームなのか、装備を集めるゲームなのかわからなくなる

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◆私が無殺できないのはどう考えてもお前ら(開発陣)が悪い!

Dust: An Elysian Tail – こんなアクションRPGが理想

ゲーム全体の出来は77点。DustとFidgetの掛け合い、及び登場人物の会話を気に入るのならば80点。ケモナーなら世界観に惹かれると思うのでさらに+3の83点といった感じだろうか。ややこじんまりとしているが、8時間ほどの冒険をのんびり楽しめる上に、定価1200MSPということを考えると、費用対効果に非常に優れているのではないかと思う。見てもらえばわかると思うが、とてもユニークなビジュアルであり、単に「お得なだけ」というレベルに留まっていない。

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少し残念な点としては、終盤に近づくに連れて戦闘バランスが崩れ、作業感が増えてしまうことだろうか。それを隠すためなのか経験値が異常な速度で貯まりレベルアップ祭りとなる。結果的に与ダメージが増え、被ダメージが減るので、後半に行くほど簡単になっているように感じた。

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◆鍛冶屋のHaleyが超お気に入り。時点はヒロインでFidget

Trine 2 – 相変わらず雰囲気ゲームだが

グラフィックがとても綺麗。アンチエイリアスの設定を上げられるのであれば、他のゲームとは一線を画する美しさを得られる。

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前作のTrineから大きく変わった点は「オンラインCo-opへの対応」と「グラフィック向上」の二つしかないため、シングルでキャンペーンを遊ぶプレイヤーには拡張パックのようなものとなっている。細かいところだと、ストーリーが秘宝を探すものから姫を助ける冒険へと変わったからなのか、盗賊の性能が抑えめになった。そして敵キャラがゴブリンに変わった分、騎士の出番が増えたので3人の活躍できる場が均等になったように感じる。

パズルの難易度はほとんど変わらず、画面とにらめっこしていれば解けるレベル。数分するとヒントが表示されるので、面倒になったらそれを頼りにしてもよいだろう。自力にこだわるのならばヒント表示をオプションから切ることもできる。背景を眺めながらゆっくりと本編をクリア。特別な感想は無いが、丁寧に作りこんであり、なかなか楽しめた。贅沢を言えば、前作のラストのようなアクションとパズルが融合した”操作の忙しい”ステージも用意して欲しかった。

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