Shank 2 – 良作と佳作の間

Shank1は荒削りながら遊びやすい横スクロールアクションだったので、期待しながらShank2を遊んでみたのだが、あまり面白さを感じなかった。飽きがくる前に新しい武器が手に入り、激しい戦闘の後に程よい緊張感を持続させるアスレチックが用意され、ボス戦は画面を見ていれば苦戦しないようになっていて、お手本と呼ぶに相応しい作りで完成度は間違いなく高くなった。しかし優等生タイプのゲームになったから楽しめなかったという単純な話ではない。

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攻めから回避重視に

前作のShank1から比べると攻撃範囲が狭くなり、相手ののけぞり時間も減ったように感じる。なので、とりあえず殴り始めれば流れがつかめるゲームではなくなり、安全を確保してから触っていくのが基本となる。さらにこちらが殴り始めてからも遠距離攻撃する敵がプレイヤーの攻撃ターンが潰してくる戦闘が多くなった。本来ならそこに避ける爽快感を伴わせるべきだが、そういったものはなく、遊んでいて敵ばかりが優位な印象で窮屈さを感じる。


その他に気になったのは死ぬ度にスコアが0に戻されることだ。これがゲームの楽しさを減らしていたのではないかと思う。ただでさえ死にやすいゲームなのに、毎度スコアを0にされるのは不快だ。そんなのはスコアアタックモードを用意すればいいし、コンテニューの回数ごとに1点加算する方式でもよいと思うのだが。

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