X-Men: The Ravages of Apocalypse – クローンが相手(17)

QuakeのTotal conversion「X-Men: The Ravages of Apocalypse(1997)」を難易度Normalでクリア。前々から興味があったところ、2006年からフリーウェアとして公開されたのを知ったので、GLQuakeでプレイしてみた。基本的なことではあるがキャラゲー要素が強いので、X-MENについての知識が無いと、あまり面白いものではない。アポカリプスって誰?というくらいなら問題ないが(丁度2016年にX-Men: Apocalypseが公開されたので彼を知るには都合良い)、ウルヴァリンって誰?といった知識レベルだとパスした方がいいだろう。元がQuakeなのである程度の面白さは保証できるが、満足感は得られないと思う。

戦闘面についてはQuakeのTotal conversionということもあり、とりあえずQuakeと同じように立ち回ってしまうと思うが、これは良くない。敵の攻撃能力が大幅に上昇しているからだ。特にRogue、Storm、Cannonballあたりの飛行組は必中もしくは必中に近い攻撃を行ってくるため、目を合わせるだけでも危険。WolverineやBeastなどの獣系も動きが素早く、体力が多いので驚異的だ。さらにPsylockeやIcemanは超能力や氷漬けでこちらの操作を不能にしてくるので、敵がグループで出現した時にこの二人に捕まると簡単に死が見えるだろう。これら強力なX-MEN達を倒すには、壁からひょいと顔出して撃ってまた隠れるQuake2的な立ち回りが有効だ。加えてオリジナルQuakeの敵の性質を思い出せば完璧。例えばWolverineはFiendが元になっているから横に避けるのが有効だとか、Icemanは元はZombieだから爆発武器で倒さないと復活するなどである。慣れてくれば難易度Normalでも常識的な難しさとなる。

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◆CyclopsはEnforcer、GambitはDeath Knightが元になっていて…つまりは他のミュータントに比べてあまりに弱いのだ。この二人に対して全くもって脅威を感じないことにX-MEN内の格差を感じる(笑)。ビジュアル的にはDeath Knightの放つバラける火炎弾が、Gambitの投げるトランプに変わっているあたりがTotal conversionらしくてとても良い

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◆X-MENが束になって襲ってくるというのは本当に恐ろしいものだ。それを簡単に(?)跳ね飛ばすMagnetoはやはり凄い力を持っているんだなと改めて思った

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Crysis Warhead – 難易度Realisticで二周目(11)

数年前は無印CrysisよりもWarheadの方が爽快で面白いと感じていたのだが、今回のプレイでその評価は逆になった。これは難易度をNormalからRealisticへ上げたこととは関係ない。初回と今回のプレイの間にFar Cry(2004)の高難易度をクリアしたのが理由である。Far Cryは難しいが本当に良いサバイバルゲームだった。CrysisはそのFar Cryに補助輪(ナノスーツ機能)を付けたようなゲーム性であり、”気軽に遊べるFar Cry”として作られているのだ。これはCrytekの自信の現れでもあり、プレイヤーの手にも取りやすくしている点も素晴らしい。

それに対しWarheadというのは当時のPC性能の事情もあり、プレイヤーの層を広げるため先のCrysisをもう一段階軟化させている。ここまでくるとFar Cryの面白さが消えてしまい、難しめのゲームに補助輪を付けたような物に変わってしまっているのだ。商売のやり方としては正しく、実際のゲームプレイも遊びやすく、爆発シーン多めで目でも楽しめ、サイコ軍曹にも人間味があり、完成度の高いゲームとなっているものの、やはり双眼鏡で辺りを見回してから戦術を考え、実行していく方が私は好きだ。いや、好きになったという方が正しいか。

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◆とにかく爆発シーンが多く、気分が盛り上がる。また、手榴弾を16個まで持てるという拡張パックならではのサービスが施されているので、なんとなく敵がいそうな場所にコンボラコンボラ言いながら適当に投げ込むのが最高に頭を使っていない感じで心地よい

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◆大ジャンプからの有利なポジション取り。このようなスーツ機能を活かしたゲリラ的な戦い方ができる場面は無印Crysisに比べてかなり少ない。少ないというか意図的に潰されていると言い換えてしまってもいいだろう。よって開発の意図した通り、素直にアーマーやクロークモードで強引に突っ込む方がWarheadを楽しめる

以下サイコ軍曹のスクリーンショット集

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ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 – 運否天賦でGO(7)

今回のシナリオは半分くらいが行政に向かって市民運動のアクションを行うというもの。少数から始まった訴えが、次第に村一丸へと発展し、無事に児童相談所を動かすところまでいくのは、痛快であり、高い娯楽性がある。だが、覚えておかなければいけないのは、行政に訴えるべく内容の根拠が”前世の記憶(又は既視感)が正しい”といった大変怪しいものであることだ。ゲームのプレイヤーと梨花は昭和58年6月が繰り返されているのを知っているが、圭一、レナ、魅音あたりはそれを”なんとなく”覚えているだけで市民運動の中心を担っていたことになる。これが頭の片隅にあると、根拠が曖昧な訴えをしてくる人々が日増しに増えてくるといった市役所の恐怖が想像できるだろう。素直には楽しめない。

  • 今まで言ってなかったがループものは好きだ
  • 解=Girl’s Side(笑)からすると圭一が結構頼もしく見える
  • 不安定な少年少女に対して大人達には安定感がある

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今回のビデオカードはGeForce3 Ti 500(SPECTRA X21)。このボードはオプションパーツでD-sub端子から高級CRT用の5BNC端子へ変更が可能なほど画質にこだわった現代ではありえない製品だ。繋いだのはアナログ接続にてFlexScan L367というディスプレイであるが、かなり良い色が出た。色調整を行わないのであれば現在のデジタル以上と言えるかもしれない。さすが当時のCanopusはデジタル接続よりもアナログの方が画質が優れているだと言い放ち、リファレンスGeforce 3基盤に付いていたデジタル端子を潰しただけのことはある。実際のゲームでは少々残念なことに白色が強く出過ぎていたのだが、Windows98用の専用ツールが見つからなかったため色の修正ができなかった(スクリーンショットではそう見えないかもしれないが)。

Operation Na Pali – 演出は要らない(11)

もう少しGlideで描かれたUnrealの世界を冒険したかったので、評価の高い大型シングルプレイMod「Operation Na Pali」に手を出してみた。本Modは公式ミッションパックReturn To Na Paliの出来に納得できなかったファンたちが作ったということで、その質とこだわりはかなりのものだ。オリジナルUnrealに近いプレイ感覚で気持ちよく遊べ、長時間楽しませてもらった。

ただ、想像以上のゲームプレイに反して予想外の不満もあった。それがスクリプト演出の異常な多さである。ゲーム中心部分の出来不出来には寛容な私であるが、没入感を阻害されることには敏感だ。10分に一度くらいの割合で一人称視点から三人称視点へと頻繁に切り替わるようでは、ゲームの世界から意識がそれてしまい、Unreal特有の素晴らしい没入感が削がれてしまう。没入感が減ると、その場では気にならないが、私の場合だとものすごい勢いで記憶から消えてしまっていくのだ。そう…今これを書いている段階でもうすでに各MAPの記憶が薄れてしまっている。

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◆ModのベースとなっているUT99に準ずる形で武器が強い。また、それに見合った敵が存在しないことから難易度は低めと言えるが、不満には繋がらない。ポジティブな意味だと断っておくが、Unreal2のように戦闘よりも景色を楽しむゲームとしてプレイするのが良いのだろう

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◆演出過多でとにかく醒める。力が入っているのは認めるのだが

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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 – 説教臭い(6)

説教くさいではなく説教臭い、そんな微妙な言語感覚が伝わるかはさておき、今回のシナリオは竜宮レナのキレッキレ劇場だ。ゲームを始めるまで竜宮レナには鉈を持った血生臭く、狂気めいたイメージを持っていたのだが(各メディアに触れていない場合の一般的なイメージだと思う)、ゲームのプレイが時間が長くなるほどそのようなイメージは消えていった。おどけている時も多いが、彼女は実に聡明で、物事を真正面から正確に捉えることができ、その本質的部分を瞬時に見抜くことができている。その頭の回転の速さは相手が返答に困るような質問、指摘からもうかがえるだろう。また、問題に対する解決能力も高く、加えて実行力をも持ち合わせている点が、恐ろしくもあり、頼もしくもある、とても魅力的なキャラクターだ。そんな彼女が日々何を考えて行動していたのかが分かる今回のシナリオというのは、それだけでも価値があるように思う。結構な部分を興味深く読むことができて満足だ。

少しゲームから外れるが、獄中の手記や精神科医の書籍などにも度々書かれているよう、反社会的な行為を行う人達にも意外と(失礼だが)しっかりとした論理があって、それに基づいて行動していることも抑えておく必要がある。怒りに任せた突発的なものばかりではないということだ。つまり倫理や常識といったものが、少し抜けてしまうだけで、意外と簡単に”普通の人”でもおかしな方向に走ってしまうと言い換えることができる。むしろ、論理的なものがしっかりと積み重なっているほど自分を”正しい”と錯覚しやすく、より深いところにまでハマってしまうのが恐ろしいのである。竜宮レナのように。

  • 「仲間って素晴らしい!」というラストが見えてきた。もっと殺伐として欲しい
  • 物語が繰り返されていることが明示された。でももう残りを考えるのが面倒
  • 今回のシナリオには理解も共感もできる。それほどぶっ飛んでいるように感じない
  • 最初と最後の少年漫画的な展開はちょっと。もっと殺伐として欲しい

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今回のビデオカードはS3 Savage4 Pro(Diamond Stealth III S520)。Diamond社のカードということで他社の同ビデオチップよりも高画質だと想像できるが、パッと見美しいと感じた場面は無かった。デスクトップ画面でもゲーム中でもだ。だが、これは文字通り美しいと感じなかったというだけの話であり、とりわけ酷いということでもない。ようは普通の範囲なのだ。XGA解像度で見る限り多少のボケが入っているものの、落ち着いた発色だし、高画質すぎるビデオカードを見た後だから生まれた不満と言えなくもない。

また、余談のような本題になるが、何故このビデオカードを購入したのかと言うとDOSゲームとの互換性のためである。現代っ子の私はISAバスにサウンドカードさえ挿さっていれば(特にSound Blaster 16)、どのDOSゲーも動くと思い込んでいたのだが、そうでは無かったのだ。RetroGamingPCをいじっているうちにDOSゲーが立ち上がったり上がらなかったりする現象を不思議に思い調べてみると、どうもDOSゲーとの互換性を保っているビデオチップとそうでないものがあるようなのだ。結論からいうと、S3社製がド安定。描画能力を考えれば、どの会社のビデオチップでもDOSゲーには十分な性能なのだが、肝心のゲームが立ち上がらなければ何の役にも立たない。よって、実機でDOSゲーを遊びたい人はS3のビデオカードを一枚は抑えておくのが良いように思う。