Knee-Deep in ZDoom – バウムクーヘン(9)

軽く遊んで感じたのは、良くも悪くも原形をとどめていないほど改造してあるので、誰でも楽しめるものでは無くなっていることだ。idのスッキリとしたデザインが好きな人よりは、WADをとっかえひっかえ遊んでいるようなDoomerの方が楽しめると思う。Knee-Deep in ZDoomはDoomのEpisode 1にあたる「Knee-Deep in the Dead」をリメイクしたWADで2007 Cacowards に選ばれている。

しかしながら追加された内容は膨大で、本編部分がほんの微かに残っているだけ。リメイクとは名ばかりでidを踏みつぶしてやろうというような悪意のようなものを感じる。それでも凝っていることは間違いないWADなので触ってみる価値はあるだろう。特にラストは強化されたバロンと戦った後にオリジナルのボスが出てきたりとかなり燃える展開になっている。疑問なのはMAPを異常に巨大化させている点。ブルーイエローレッドの鍵の他に、シルバーグリーンオレンジの鍵が追加され合計で六つの鍵がクリアに必要だというのは、さすがにやり過ぎ。そんなに巨大な一レベルを作るぐらいなら二レベル分けた方がはるかにメリハリを付けられると思うのだが。

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タレントの武井壮氏に見えてしょうがない

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◆頻繁に暗闇の中で透明だったり高速移動する敵と戦わなければいけないのが面倒。恐怖を演出しているつもりなのだろうが、暗いだけでシューター的要素が皆無のため何一つ面白くない。なお、DOOM1のリメイクのはずなのにSuper Shotgunが存在するので、ゲームバランスがDOOM2に近くなっていて、この武器を主力に戦っていると押せ押せの雰囲気が出てしまい、恐怖からさらに一歩遠のいてしまっている。ゲームを作るにあたって何でもかんでも詰め込んでしまい、ごちゃごちゃした印象が目立つ

以下ネタバレ要素があるスクリーンショット

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◆弾幕ゲーム開始

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◆ラスボスは非常にタフなので、ガンガン撃ち込まないと倒せない。最後を飾るに相応しい硬さだ

Knee-Deep in ZDoom – バウムクーヘン(9)」への2件のフィードバック

  1. “Knee-Deep in ZDoom – バウムクーヘン(9)”

    “バウムクーヘン(9)”

    バウムクーヘンってなんぞ・・・?

    • バウムクーヘンはドイツのおかしで、どのようなものかは画像検索してもらえれば分かると思います。その特殊なオーブンでの製法がKnee-Deep in ZDoomのMAPの作りと似ていると感じたので、タイトルに持ってきました。生地を重ねていく工程と、idのマップを拡張していく構造の事です。

      参考URL: https://youtu.be/0OX-pUQCwmM?t=120

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