NecroVisioN – Normalでは力を持て余す(2)

チャプター6からShadowHandという強力な近接武器が手に入るのだが、あまりに強すぎるので退屈になってしまった。破壊力に物を言わせて、突っ込んで殴りかかるだけで雑魚敵を蹴散らせる。加えて死ぬ直前にはスローモーがかかるので大きなミスをしたとしても逃げることが可能だ。一応発動には条件があるのだが、非常に緩いものなので毎回スローモーになると考えてもいい。もしもゲームエンジンのロード時間の長さを考慮して、このバランスになったというならば残念という他ない。

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Skull Chaserという火の玉が異常な強さで、チャプター5までのコンボで火力を補うゲーム性とは真逆だ。これに急激に醒めてしまった。

プレイヤーの火力が高くなっただけならば良いのだが、敵の数がそれに見合ってないのも問題。コンボゲージが溜まっている間はどんどんこちら側の火力が増えるので、「もっと敵をもってこーい!」というお替わりしたい状態なのに、すぐに戦闘が終わってしまって不完全燃焼だ。最後のチャプターだけ多くの敵がワラワラと出てきてくれるのが救いだ。ひょっとしてNormalでプレイしたのが間違いだったのだろうか、「俺達のゲームを気に入ったならHardでリプレイしてくれよHAHAHA」ということか?

前半は貧弱な攻撃力をコンボで補うFPSで、後半は力でねじ伏せるパワーゲームだった。Hardでのプレイは続編のNecroVisioN Lost Companyをやってから考えたい。

NecroVisioN – こんなアクションFPSを待っていた(1)

欧州で欧州に向けて作ったんだなといった雰囲気のゲーム。発売当初にDemoをプレイして、よくわからないゲームだったので見送っていたのだが、製品版はケルナグールするだけの微妙なFPSではなかった。

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FPSでは珍しくコンボを伸ばすゲームとなっている。しかし特別難しいわけではない。キック、射撃(orヘッドショット)、武器の殴り、爆発物を好きなように組み合わせてゾンビを倒せばよいだけだ。各種行動を被らないように使うのがコツ。

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射撃面もアキンボ搭載などツボを押さえてくれて、好き放題撃ちまくれる。うまく作られているのが体力が6割までは自動回復する点、これのおかげで安心して無理ができる。

チャプター5までクリア。火力不足を感じてきたところにシャドウハントという特殊な武器が手に入ったので期待している。