Soldier of Fortune II: Double Heli – 難易度Normalで二週目(2)

初回は難易度Easyにセーブ回数5回と設定してプレイした記憶がある。その時は撃った感触とゴア表現がとても良い反面、異様な火力の手榴弾をポイポイ投げ込まれ頻繁に即死するという歪な印象だった。今回はそれよりも難易度を上げたにもかかわらず、さほど歪さは感じなかった。二週目だという要素も大きいが、何よりも音声環境(X-Fi+ヘッドホン)を整えたことだろう。本作SoF2は敵の察知を視覚ではなく、足音、話し声、銃のリロード音、手榴弾のピンを抜く音など、聴覚に集中することでかなりの危険を事前に防止できるようになる。

特に手榴弾で死ぬ回数は並みのゲームほどに減らせるだろう。この作りが良いかどうかはさておき、ハードウェアを揃えさえすれば、過度なしゃがみ歩きにリーン動作などの丁寧なクリアリングなどをせずとも、適度な緊張感を保ちつつ適切な難易度で楽しく遊べる。あと、武器の切り替え時間はもう少し短い方が良かったように思う。多くの場面でリアルさを推している割には敵が猪突猛進で突っ込んでくるため、SMGからARに切り替えるよりも寄ってくるのを待つだとか、敵を発見した後に手榴弾に切り替えて投げ込もうとしたらもう目の前まで接近されて無意味だったりと(=事前に敵に位置を知らないと手榴弾が機能しない)、距離によって武器を変えるより、武器を持ち替えず固定していた方が安全というのは多種類の武器を持ち歩けるゲームとしてはよろしくない。

SoF2_2018_11_17_00_09_10_781_Ra
◆室内戦闘で大活躍のショットガン!さっと顔を出し撃ってさっと身を隠せ

SoF2_2018_11_22_23_45_00_562_Ra
◆中盤までの主力武器SMG。タップ撃ちでそこそこの長距離まで対応できる凄いヤツ

今回はパッケージ版をFullHD化してお子様向け設定(ゴア表現抜き)でプレイ。まぁ僕も14歳を長く続けていますけどね、なんていうかなほら…血を見るのも飽きてきた…っていうかな。うん、どぎついスクリーンショットをベタベタ貼るのもいかがなものかと

続きを読む

Soldier of Fortune – 難易度Normalで二週目(1)

ゲーム用途に使っていたモニタースピーカーを、先日ゲームや映画などの低音に特化したLogicool Z623に変えたのですが、その効果をあまり実感できておりませんでした。わたくしは普段からお下品なゲェムばかりを遊んでいるわけですが、それらでは意外と低音が鳴らず、床に置いた巨大なウーファーがただの置物にしか見えず、やや邪魔に感じていたのです。しかし、この度のSoldier of Fortune(2000)では本領を発揮しやすかったのか、低音の塊のような銃声を鳴らす度にウーファーちゃんがインシュレーター越しに床が震わしながら元気にゲームを盛り上げてくれました。このような迫力重視のスピーカーを用いて、地響きのようなショットガンやマグナムを連打しながら敵をスピーディーに肉塊にしていく本作のプレイ感覚はもう最高としか言いようがありませんね。

音についてもう少し言うと、元々の定位が良いのか、単純なMap構造とEAXの相性が良いのか、敵の向かってくるタイミングや方向が分かりやすく、不意のダメージが少なくてストレスが貯まりません。銃をぶっ放すだけでも気持ち良いのに、敵兵士がコメディアンの出川哲朗氏のような過剰なリアクションを取ってくれるのがさらに良い感じ。リアル系を謳っているFPSでもショットガンを当てた際の敵の態度がまるで「散弾ではなぁ!」とでも言わんばかりに怯まないようだと、散弾である意味が無いし、プレイヤーのテンションも下がるものなのです。その点、本作では手足に散弾がかすった程度でも敵兵が「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!ヤバイよヤバイよ!!」ってな具合に痛みに弱いアメリカ人(偏見)のように痛がってくれるのがとても愉快です。これを利用すると敵がいそうな場所、または体を隠している場所に適当にショットガンを撃って相手の体勢を壊すといった雑な攻略が可能になるわけですが、むしろこれこそがゲーム性を重視しながらもショットガン(散弾)のリアルさを追求した優れた調整だと思えてなりません。たとえスイッチを押して前に進むだけの古典的なゲームであっても、撃って倒すのが抜群に楽しければそれだけで良いのです。

SoF 2017-01-27 23-28-21-65_R
◆ドゴォーンドゴォーン。ブチャァ

SoF 2017-01-26 22-19-59-53_R
◆過剰に痛がる敵キャラを見ていると、もっとやってくれというお笑い的な”フリ”に見えてしょうがない(身勝手で加虐的な妄想)

続きを読む