Serious Sam Classics: Revolution – Mappers Collective Mappack(31)

2020年にコミュニティで作成されたSerious Sam: The Second Encounter(2002)のマップ集Mappers Collective Mappack。それをSerious Sam Classics: Revolutionで動くように変換した物を今回難易度Normal(3/5)で遊んだ。各マップ15分から60分ほどのボリュームで武器の引継ぎが無いため、どこからでも始められて触りやすいように思う。全9マップが収録されているが、注意点としてHollowed Courtyardsというマップだけ、Revolution上で重力ギミックがうまく作動しないため、The Second Encounterで動かした。製作者既知のバグだ。


◆Johnny。好きな順番で遊べるといっても、大抵は一番上から触るだろうから実質最初のマップと言える。全部を含めてココの序盤が一番回復と弾薬が渋くキツかった


◆Road to Babylon。シリアスサムらしい広い場所でのラッシュが続くマップ。隅々まで歩いて武器や弾薬を回収するのが吉

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Serious Sam: Siberian Mayhem – 細かいことは気にするな(30)

難易度Normal(2/3)でサブクエストをこなしながら一周。ベースになっているSerious Sam 4が気に入っているのであれば、購入はお勧めできる。未プレイならば、まずはそちらから触るのが良いだろう。後半は味方NPCが参戦してくれるので、Co-opらしさを感じられて大変良かった(Serious SamのCo-opは参加者が自由に動くことが多く、人間とCPUに大きな差があるわけではない)。シリーズファンからすると、気に入る点気に入らない点は少なからず出るだろうため、なかなか評価は難しいが、ロシアが舞台ということでウォッカを片手に細かいことを気にせず、プレイするのが楽しむためのコツだろう。


◆良いのか悪いのか、細かいAimを成功させるよりも爆破で解決する方が楽な場面が増えた。また、ダッシュしながらリロードが可能になるスキルも強力で、ヒットアンドアウェイ戦術が容易になった分だけ、よりAimの可否が求められなくなった


◆新武器のBurnerは使いやすいうえに火力が非常に高く高性能。武器の切り替えや状況判断も必要なく、燃費も悪くないため万能に近い。ゲームの質を一段階下げているように思うが、それはスタンドアロン式のオマケという立ち位置からある程度納得できる

First Encounterの幻影を追い続けて豊かになるか

Q.なんか銃の精度が悪いんだけど
A.ウォッカを飲もう。酔っていれば精度の違いなんて些細な問題となる

Q.視野性の悪いステージが多いんだけど
A.ウォッカを追加しよう。目から入ってくる情報の解像度が荒くなれば気にならなくなるはずだ

Q.ガジェットが微妙なんだけど
A.これはThe First Encounterプレイヤーの持病だと思っている。TFEの後半マップを銃(Aim技能)だけで脱した際に放出される凄まじい脳汁を経験してしまったからだ。自分の成長を体感して気持ちよくなってしまったがために、その機会を台無しにするガジェット類にネガティブな感情を抱くのは分かる。しかしThe Second Encounterのシリアスボムから一向にそのままなのだから、もういっそ諦めた方が精神衛生的にいいように思う。開発の意向通りにガジェットを使いなんとなくクリアして、クレジット画面を見ながらウォッカをひと舐めし、昔は良かったとぼんやりするのも悪くないが、やる気があるならTFEのカスタムマップを漁ってもいいだろう。より熱意があれば自分でマップやゲームを作る手段もある

Serious Sam VR: The Last Hope – 習うより慣れろ(29)

既存のSerious SamをVR化させた作品がいくつかあるが、それらとは違い本作は最初からVR専用として開発されたものだ。2016年発売当初はボリューム不足だったらしいが、現在はそういった印象はない。それどころか、単純に難易度を上げてクリアするだけでも覚える事柄は多いだろうし、自動生成マップにエンドレスモードなど気に入ったプレイヤーが長く遊べるような工夫もされている。普通に遊ぶ場合でも全20ステージはVRデバイス使用する体力消耗を考えれば丁度よいボリュームだと思う。

本作は難易度が高めのゲームであるが、死んだ原因は比較的分かりやすい。大抵は殲滅力不足からの大量被弾になると思うので、ステージに合わせた装備に整えていこう。装備が最適化されていくにつれ、だんだんとAimの比重が大きくなってくるので、繰り返しプレイして敵の配置を覚えていくと、上手に処理できるようになりクリアに近づいていくだろう。手探りで試行錯誤していく泥臭いゲームである反面、ゲーム(各ステージ)の攻略を嬉しく感じる具合のよい難易度でもある。楽しめた。


◆新武器のLaser Swordは近距離から遠距離への範囲攻撃まで対応できる優秀な武器。ファンタジー作品に登場しそうな、剣を振った軌跡にレーザーが飛ぶやりすぎ感は子供心を持ったプレイヤーに大うけだろう


◆個人的には利き手の右手で精密射撃を行い、不器用な左手でそれをカバーするように運用するのが安定した。序盤の左手はレーザーピストル、ショットガン、トンプソンといったもともと精度の悪い銃を使い、半分は当たらなくていいやといった感じで気楽に撃っていた

Serious Sam: Kamikaze Attack! – ファンアイテム(28)

2011年にスマホ/タブレット向けにリリースされたカジュアルゲーム。10年経過した2021年にSteamでも販売がスタートした。アクションはジャンプとドロップキックの2ボタンのみで、難易度は低く、大体のプレイヤーは全40ステージを2時間以内にクリアできるだろう。ただ、クリアだけを目標にしてしまうとゲーム性と難易度の関係から虚無を感じてしまうため、各ステージに設定されているスコア上昇のための条件を満たしながらプレイすると良い。この辺りはアーケードゲームをリスペクトしている本家Serious Samに近いと言えなくもないが…悲しいかなスコア稼ぎしか遊べる箇所がないのである。


◆あまりにも簡単すぎて眠気が襲ってくる。暇つぶしでもキツイといった具合のファンアイテムだが、Serious Sam: The Random Encounterと比較すれば、商品(暇つぶしの道具)として必要十分な価値を有しており、ストレスなく遊べるカジュアルゲームと評価できる

The Amber City – 全員集合(27)

Serious Sam Fusion 2017 (beta)のカスタムマップThe Amber Cityを難易度Normalで一周。そもそもFusion 2017自体がSerious Sam: The First Encounter、The Second Encounter、Before First Encounterを同エンジンで動かせるように作られたものの、ただそれだけといった感じで、オリジナルのコンテンツが収録されていない。それをSteamワークショップ及び高度なスクリプトに対応させることで、ModderやMapperの協力と共にも魅力を高めているのだろう。

本Modはバニラスタイルのゲーム性そのままに、The First Encounter限定出現のLava Golem、The Second Encounter限定出現のCucurbito the Pumpkin、Before First Encounter以降登場のKhnumなどが同時にラッシュを仕掛けてくるといった風にFusion 2017の特徴を生かしたキャンペーンとなっている。同時に戦ったことのない過去作の敵がごっちゃに混ざりながら向かってくると、とてもFusion感がある。また、戦闘バランスが壊れない程度に他製作者の武器Modも入っているため、一味違った立ち回りを要求され、なかなか楽しめるものとなっている。2時間程度のボリュームなので、気になったのであればサブスクリプションしてみると良いだろう。


Soulmyr’s Lost Weaponsに収録されている武器。ナパーム弾を使用し、やけに回転率の良い火球を撃てる。従来のナパーム弾は火炎放射器(=近距離)でしか使うことができず、プレイヤーのスタイルによっては腐りがちになっていたが、それを解消してくれる


Eraser Gun [Resource]よりEraser Gun。Quakeの世界でよく見るアレ。一列に並んだ敵を串刺しで一網打尽にするもヨシ!、デカブツ相手に適当に撃つもヨシ!の頼れるヤツ。私的には武器バランスが取れているという認識だが、人によっては壊れていると感じるかも。ましてやシークレットから弾薬が余るほど手に入ると…お、お祭りModだから…ヨシッ!!