Demoも集まれば

クリアするまでに40分ほどかかるデモを5本くらい触ると、短めのゲームを一つクリアしたような気分になる。


◆Agent 64: Spies Never Die : 購入意欲☆☆☆
Perfect DarkやNo One Lives Foreverといったオブジェクトを達成しながら進めていくミッションクリア型のスパイアクション。この手のゲームは好きなのでゆったりと遊びたいときにいいかも


◆Metal: Hellsinger : 購入意欲☆
シューターに音ゲーの要素を混ぜた意欲作。攻撃のタイミングをシステムに強制されているようで、あまり肌に合わなかった。好きな人には刺さるような印象

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Quake 64 – 難易度Hard(27)

Steam版Quakeよりワンタッチでインストールしてクリアまで。PC版Quakeより一部のマップが除外されているが、大まかには同じである。デフォルト状態だとグラフィック機能より「CRT Simlation」が入っており、当時の見た目が再現されているが、気に入らないようであれば外すとよいだろう。良くも悪くもPC版そのままといった難易度なので、遊んでいる最中ふとNintendo 64のパッドで難易度Hardがクリアできるのか疑問に思った。どうもYoutubeを見る限りシークレットの場所をほとんど覚える程度のやりこみは必須のようだ。


◆移植はDOOM 64で馴染みのあるMidway Games。毒々しいカラーリングが特徴的だ。こういうインパクトのある配色のおかげで、オリジナルQuakeから削ったオブジェクト(メモリ節約)による寂しさを上手に隠せているように思う


◆心なしか強敵Spawnが出現するマップではQuad Damageの設置が増えているような気がした(無責任)

A.W.O.L. – 基礎は十分

Build Engineが採用されていれば、とりあえず触ってみるという姿勢。そういうプレイヤーであれば無料なので気軽にダウンロードしてみると良いだろう。タクティカル色の強そうなゲームに見えるが、難易度Action Movie(1/4)、Normal(2/4)を選択するのであれば、さほど気にする必要はない。それよりも上になると単純な撃ちあいが厳しくなり、敵に気付かれないような立ち回りも求められる。ロケーション豊富な点も飽きづらさに繋がり良かったように思う。


◆3体の味方AIと共闘できるのは思った以上に新鮮な感覚を受ける。単調になりやすいオールドスクール型シューターのアクセントとして上手に機能している


◆中盤のDubaiステージは高低+建物が変形するというBuild Engineの特徴が大きく出ているが、ややプレイヤーへの誘導が弱い気がした。一応は重要アイテムの映るレーダーが付いているので頼りにすればよいのだが、あまりにマップが巨大かつ複雑だと機能しずらくサクサクとは進めない

Cruelty Squad – 尖り過ぎか

人を遠ざけるサイケデリックなビジュアルとは裏腹にレベルデザインが秀逸。死んで試せと言わんばかりの試行錯誤ゲーだが、何故うまくいかなかったのかが分かりやすい。火力が足りなければショットガンやロケットランチャーを持っていけばいいし、もう少し高く飛べれば別ルートから忍び込めそうだなと気が付いたならジャンプ強化の装備に変えてみるといいだろう。思いついた解法が狙い通りにうまくいくと気持ちいい。リプレイの負担にならぬよう移動速度やロードがはやいのも大変良い。

今回は三つあるうちの一番たどり着きやすいであろうエンディングまでをプレイ。わりとゴリ押しの効くゲームだったので、正直それほど上手にプレイできたわけではないため、レビューは真面目に遊んだプレイヤーに任せる。前述した通りゲームプレイ自体はスピーディに試行錯誤できるため相当面白いのだが、目に悪い画面と不安な気持ちにさせるBGMのおかげでリアルなダメージを受けやすい。また、戦闘(ステルス)部分のシステムが似ているため比較されやすいDeus EXは、解法を探るためにマップをうろつきながらアイテムも回収できたりするので、本作の純粋なアクションよりもRPG要素が加わっている分だけゆったりと遊べ、そちらの方が私は好みだったようだ。

Imagination World TC V2 – おおらか(25)

2002年公開のImagination World TCをオーバーホールし、2010年に公開されたのがImagination World TC V2だ。とにかく射撃感の良いゲームで、撃った瞬間に心地よい手応えを感じたプレイヤーはクリアまで楽しめるだろう。名前から想像できる通りロケーションも豊富、かつ各ステージも終盤までコンパクトなため遊びやすい。

今回遊んだV2はEDuke32に3Dモデルを適用する方式が固定されているのだが、私の環境では数か所でテクスチャバグが起こり、そのうちの一つは進行不能状態まで陥ったため(dnclipで回避)、後発だからといって上位互換になっているかは不明だ。ひょっとしたらV2ではないV1(スプライド描画)の方が動作安定しているかもしれない。


◆既視感を覚える手と銃。前述した射撃感の良さをゼロから作っていたのならば、凄まじい出来だとべた褒めしたが、残念ながらアセットというか、どこかで見たり触ったことのある銃をそのまま移植したといった感じだ。混ぜ方自体には高いセンスを感じるが…おおらかな時代のModである


◆Build Engineの癖を理解できていれば、ピストルを超遠距離で活用させることができる。こういう限られた箇所でメイン武器の弾薬を節約することがゲームの進行を大きく楽にさせる