Jets’n’Guns Gold – 兵装をステージに合わせよ

本作は敵を倒した報酬で自機を強化していくタイプのSTGだ。だが、闇雲に自分好みの機体を作っていけば良いというわけではない。当たり前だが各ステージごとに出現する敵の種類や地形やギミックなどが違ってくるので、それらを効率よく破壊できるだけの攻撃力を維持しながらも自機は壊れないようにするといったヘルスの確保を、少ない資金でやり繰りするのがこのゲームの醍醐味であり面白さとなっている。もちろん、兵装の購入と売却の金額が同じになっているので、安心してステージ突入前の練習ゾーンで試し打ちをして自機の性能確認をして欲しい。もしもゲームが進行不能になってしまった場合は、やはり自機の兵装を見直すのが良いだろう。基本的にプレイヤーの当て避けの技術は重視されていないので、素直にShopに戻ってメイン武器のチェックからだ。

NormalがキツかったらEasyへ

勘の良い人なら気が付いたかもしれないが、ステージに合わせて兵装と整えろというのはつまり、一度プレイしてみないと付けるべき兵装がわからないということだ。極端な例を挙げれば、攻撃力が高いかわりに範囲が狭いショットを選んだ場合に、耐久力の低い敵がたくさん出てくるようなステージに当たれば、典型的なミスマッチと言えるだろう。これがもう少し複雑になると、ステージの雑魚敵はうまい具合に処理できたのに最後に出現するボスには非効率的なダメージしか与えられないといった状況にもなり、兵装を整えて出直しというハメになる。はっきり言えば、これは過去問を解かずに本番の試験をやるようなものであり、相当キツイ。そこで難易度を落として一周してみて、ステージ構成や武器の知識を蓄えた後にNormalなりHardなりのプレイをおすすめしたい。実際、最初にプレイしたNormalは先の展開がわからず微妙な兵装で挑んだせいか辛い戦いばかりになっていたが、Easy相当で一周した後に再度プレイしたNormalはまさに「標準的な難易度」といった感じで素直に楽しめた。この遠回りなプレイに問題があるとすれば、結構な時間が掛かることとEasy相当の難易度の名前が『Too fat to die』と挑戦的なところだろう。

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◆ステージ開始時に出現するビールジョッキ型の中ボス。大した攻撃もせずに一定時間で逃げてしまうのだが、実はコイツがリトマス紙の役割を持っている。事はとても単純で、コイツが逃げ出す前に破壊できればステージクリアに十分な攻撃力を持っているということになり、逆に逃してしまうような低い攻撃力だとクリアが非常に難しくなるというワケ。

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◆後半になり資金に余裕が出てくると、敵が画面に現れる前に倒せる。恐らく中盤までの厳しい資金繰りの褒美なのだろうが、シューター的な楽しさはほとんどない。頭を空っぽにして破壊の快楽に身をゆだねよう。

ヘルスと視野性

プレイしてみるとすぐに気が付くと思うが、敵機や敵攻撃のレイヤー(重ね)優先度がとても低く設定されているので、自機のショットや大きめの障害物に隠れてしまい、どうしても不意にダメージを受けてしまうのだ(見えにくいという理由以外にも様々な要因があるけれども)。 よって、プレイヤーの目が使えない分、避けようと努力するよりはさっさとヘルスを上げてしまったほうが利口である。少しヘルスを増やすだけで安定性が増す ことから、ゲームバランス的な不満はないが、あまりの視野性の悪さにヘルスの増減をどうしてもマシンカスタマ イズの要素に組み込ませたかった意図を感じる。この想像が当たっているとすると、被弾しやすくさせておきながら体力を上げることで手軽に解決させるのは自由とは逆の強制に近い。やはり被ダメージの原因は見えやすくしておき、プレイヤー側に自らの避け技術を計算させてヘルスを上げるか上げないか (その分を攻撃にまわす)の判断をさせるべきだと思う。