Crysis 3 Remastered – 記憶を捨て二週目(13)

難易度ベテラン(3/5)で一周。数あるFPSタイトルの中でもFar Cry1とCrysis1のゲームデザインが飛びきり気に入っているからこそ、中途半端に似ているCrysis 3を好きになれず、初回はもやもやした気持ちでプレイしていた。私の感性が変わっていないからか、ほぼ同じ感触のまま序盤を遊んでいたのだが、ふとこのままではリプレイする意味がないなと気が付いたので、目の前のゲームを上手に楽しんでみようと考えを改めてみた。

今回は全力でスーツの機能に甘える方法を取った。Crysis1ではFar Cry1に近づけるためなるべくクロークを使わないプレイを好んだが、そんな記憶は邪魔だ。今遊んでいるのはスーツ男が弓を構えたパッケージイラストのCrysis3なのだ。クローク中に撃ってもエネルギー消費をしない激強弓矢で敵の頭をぶち抜いていくのが正しい。開発側の使ってくれというメッセージを素直に受け取れ。…なんか敵の勘が鋭くてステルス難しいなぁ。くだらない。アーマーモードがあるだろうが!正面から撃ちあえば良いのだ!!撃ち勝てるのだからステルスなど不要。せっかく強力なナノスーツが与えられたゲームなのだから活用し万能感に酔いしれよ!!!


◆いいから弓を使え。自ら縛っておきながら文句を言うのは愚かである


◆体力とスーツの自動回復速度も相まってアーマーによる耐久能力は凄まじい。ゲームバランスなど考えず、スーツTUEEEで頭を埋めるのだ

人の目を気にした落書き帳

先月触れたSerious Samも人よりかは好きであるが、Crysisシリーズほどの強い思い入れは無い。だからこそドライに初代と最新作は別物だという風に簡単に割り切れたのだが、Crysisはそう簡単にできない。どうしてもCrysis3には1を超える体験をさせてほしいとファンとしては願ってしまうからだ(2は方向性が違ったためそういった感情は沸かなかった)、まったく割り切れない。

タイトルの気に入り具合によって最新作の方向性が変わっているのが許せる、許せない。をその時々で使い分けるのはゲームの話をする者の姿勢としては多分よくない。人に信用されたいなら態度をどちらかに一貫しておくべきだろう。しかしながら、幸いなことに、無責任だからこそ、私は長い間怪文を量産しておきながら自身をレビュアーと名乗ったことはない。日記サイトとしては感情そのままに書く方が正しいと思っている。自覚があるという宣言だ。信憑性信頼性については、読んでいるあなたが判断すればよいこと。

Crysis Remastered – 雑投稿(12)

Origin版を難易度Normalでクラシックスーツモードに変更しクローク控えめで一周。旧作(2008年-オリジナル版)のNormalとの違いについて書いていくが、ろくに検証もしてない話なので、適当に聞き流してほしい。

  • ナノスーツのエネルギー回復が早くなっている?…無駄な時間が減るという意味では現代的な調整で良いと思うが、スーツ機能が常時使えるようで有難みがない気が
  • ストレングス状態での銃の反動制御が弱くなっている?…使わないよりは使った方がいいが、旧作に比べスーツの機能を体感しにくくなっている
  • 落下した際にダメージを受けなくなっている?…高所から落ちる時の落下ダメージが減ったので、アーマーに切り替える必要なし
  • 敵の認識間合いが広がっている?…旧作よりもこちらの気配に敏感な気がする。完全ステルスを狙う場合は今まで以上にクロークを多用する必要があるかも
  • 敵兵の座標がおかしい?…上半身の体勢が崩れた時がかなり怪しく、当たっているように見えて当たっていないことが頻繁にあった。私の環境だけでないならシューターとして致命的だ


◆なんちゃらとなんちゃらは高いところが好き。リアルタイムに有利な戦闘場所を確保できるようになると、このゲームは一気に楽しくなる


◆いくつかの乗り物は運転しながら機銃が使えるようになったので、積極的に活用することで旧作とは違うプレイスタイル(ルート選択)で遊べる

Crysis Warhead – 難易度Realisticで二周目(11)

数年前は無印CrysisよりもWarheadの方が爽快で面白いと感じていたのだが、今回のプレイでその評価は逆になった。これは難易度をNormalからRealisticへ上げたこととは関係ない。初回と今回のプレイの間にFar Cry(2004)の高難易度をクリアしたのが理由である。Far Cryは難しいが本当に良いサバイバルゲームだった。CrysisはそのFar Cryに補助輪(ナノスーツ機能)を付けたようなゲーム性であり、”気軽に遊べるFar Cry”として作られているのだ。これはCrytekの自信の現れでもあり、プレイヤーの手にも取りやすくしている点も素晴らしい。

それに対しWarheadというのは当時のPC性能の事情もあり、プレイヤーの層を広げるため先のCrysisをもう一段階軟化させている。ここまでくるとFar Cryの面白さが消えてしまい、難しめのゲームに補助輪を付けたような物に変わってしまっているのだ。商売のやり方としては正しく、実際のゲームプレイも遊びやすく、爆発シーン多めで目でも楽しめ、サイコ軍曹にも人間味があり、完成度の高いゲームとなっているものの、やはり双眼鏡で辺りを見回してから戦術を考え、実行していく方が私は好きだ。いや、好きになったという方が正しいか。

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◆とにかく爆発シーンが多く、気分が盛り上がる。また、手榴弾を16個まで持てるという拡張パックならではのサービスが施されているので、なんとなく敵がいそうな場所にコンボラコンボラ言いながら適当に投げ込むのが最高に頭を使っていない感じで心地よい

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◆大ジャンプからの有利なポジション取り。このようなスーツ機能を活かしたゲリラ的な戦い方ができる場面は無印Crysisに比べてかなり少ない。少ないというか意図的に潰されていると言い換えてしまってもいいだろう。よって開発の意図した通り、素直にアーマーやクロークモードで強引に突っ込む方がWarheadを楽しめる

以下サイコ軍曹のスクリーンショット集

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Crysis 3 – グラフィックと物語は相当なもの(10)

クローク状態を維持しながら敵を仕留められる強力なクロスボウに加え、高性能バイザーで遠くの敵まで透視とマーキングできるようになったCrysis 3を私はどう楽しめばよいのだろうか。これではシューターではなくステルスアクションではないか。大した理由もなく難易度Veteranで開始したものの、まったくやる気が起きず進行が小難しいように感じたので、難易度を一段階下のSoldier(Normal相当)に設定し、従来通り銃を撃って進むシューターとして遊べるようにした。ただ、最初の印象が原因なのか実際にそうなのかわからないが、銃を撃つスタイルで進行してもアクションゲーム的な面白みをほどんど感じなかった。その反面、ストーリーは興味深く、シリーズのファンとしては続きを読むのが楽しみでしょうがなかった。最後の展開は壮大で熱く、うまい具合に話をまとまっていたなとクレジットを眺めながらじみじみ思った。

  • サイコとプロフェットのコンビは大成功
  • スーツのアップグレード要素に魅力なし
  • アーマーの性能がさらに上がったか?命の危機を感じない
  • 見えない壁やよじ登り不可の場所が多く、ムっとする
  • ハッキング関連は必要だったのか?興がそがれる

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◆そう、最後に必要なのはナノスーツではなく”度胸”なのだ。それが気が付いたサイコ軍曹こそが…ノーマッドでもアルカトラズでもプロフェットでも不運なジェスターでも災いを恐れないアズテックでもない…マイケル・サイクスこそがCrysisの主人公なのである

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◆今更言うことでもないが、CryENGINE 3はCryENGINE 2(Crysis)から比べると最適化が格段に進んでおり、見た目の割には負荷が軽く素晴らしい

Crysis – 難易度Realisticで二周目(9)

Crysis 3をプレイするにあたってストーリーを復習するがてら、数々の迷言を見直す目的で再プレイしてみた。実は去年Far Cryの難易度Challengingのクリアしており、この経験があれば難易度Realisticでもクローク機能を縛ってもイケると高をくくっていたのだが、難所で何回も死んでいくうちにシステムから「オプションから難易度の変更が可能です」と哀れまれるのもバツが悪く、ピンチの時のみクロークを解禁という俺ルールを作成。しかし、これがいつの間にか今流行りの『拡大解釈』により、戦車やヘリの索敵能力がキツすぎるのでクロークOK、沢山の敵が待ちぶせしているからクロークOK、キョン将軍もナノスーツを着てるからクロークOK、エイリアンはふよふよ浮いてウザいからクロークOKと、別にピンチじゃなくてもクロークを使いまくるようになる。ああ、人間って悲しいまでに楽な方へと流されていくんだなぁ。

ありがちなクリア感想として、前半は巨大なMapの攻略方法がプレイヤーに委ねられているのが自由で心地よく、スーツの強力な機能と相まってプレイ全体がユニークで面白い。後半はアーマーモードでショットガンをぶっ放して乗り物を運転するだけなのでそこそこといった感じ。また、難易度RealisticはNormalよりも適度に難しくなっていてスーツ機能を適宜に使うことが求められるので、状況に合わせてリアルタイムでスーツ機能を切り替えるテクニック(習熟)が重要になってくる。スーツ機能を自由自在に使いこなせるようになれば、いつの間にか万能感でいっぱいになりCrysisの虜になっているだろう。ゲーム操作がとても面白い。今回GTX970での再プレイはALL High設定でおおむねフレームレート60を保つことができたので、高性能なビデオカードを所持していて本作未プレイのユーザーには今現在でも、いや快適に遊べるようになった今現在だからこそ大いにオススメしたい。

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◆マキシマムパワーによる大ジャンプで有利な位置を確保

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◆大好きなサイコ軍曹の迷言。俺たち死にまくってるじゃないすか!