VVVVVV – 高い完成度

過去Super Meat Boyをイライラしながら、They Bleed Pixelsを唸りながら、Bloody TraplandとBIT.TRIP RUNNERを死んだ魚の目でプレイしてきた私ですが、今作は終始、穏やかにニコニコと楽しみながら遊べました。難易度が常識の範囲内というのが大きかったでしょう。チェックポイントがこまめに配置されていることもあり、気軽にリトライし、死にながら手探りで解法に向かっていくプレイ感覚はまさにアクションゲームといった感じで、一つの理想的な形ではないかと考えながら遊んでいました。

地味ですが、仕掛けが分かりやすい点も見逃せません。操作が単純なこともありますが、少し頭をひねれば解法が見えてくるあたりも調整が絶妙で、平常心を保ったまま、開発のアイデアに感心しながら遊べると言ったら良いのでしょうか。奇跡的なまでに心に負担が掛かりません。BGMもこれまた良い感じで、基地からスタートする度にプレイヤーの気分を徐々に盛り上げていきまして、だけれども上げすぎず、死にまくっても萎えないよう下げすぎずと、なんとも聞いていて良い位置に気持ちが収まります。ゲームを支える、縁の下の力持ち的な役割でしょうか、実際に遊んでみるとゲームの中盤にはもうBGMが大好きになっているはずです。これはもう愛情と言えるでしょう。短いボリュームには賛否がありそうですが、全体的によく出来ていて、ものすげぇイイゲームでした。

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Sonic Generations – 速さは正義(2)

コメントで教えてもらった本作を楽しくクリア。本作は1991年発売のソニック・ザ・ヘッジホッグから2010年発売のソニック カラーズまでの各ステージをリメイクし(評価が高いものを選出していると思われる)、シンプルな操作のクラシックソニックとスピード感溢れるモダンソニックの二匹を切り替えて遊ぶことができるお得感ある豪華な20周年記念作品だ。序盤、つまりメガドライブ世代の2Dステージはうまい具合に3Dに落とし込まれていて見栄えとスピード感が高いレベルで両立していて素晴らしかった。クリア後の評価が気に入らないからと、Sランクを狙いにリプレイしたくなるゲームは久しぶりだ。とにかくソニックを操作しているだけで楽しい。アクションゲームの基礎的な部分は満点に近いと言える。

が、この幸せな時間は後半から怪しくなる。Act2からはソニックアドベンチャー(1998)を始めとした3D世代をリメイクし直したステージ群を遊ぶことになるわけだが、Act1からの落差が激しくてどこかモヤモヤする。精神的に大きく変わったところは「別にBランクでもいいか」と、クリア後の評価に興味を失った点か。とはいえ、単品で見た場合のアクションゲームとしては悪くなく、2Dソニックには無い3D独自のカメラワークという最大の利点があり、ソニックの格好良い動きを追うといったキャラゲーとしての価値は高そうだ。私自身はさほどソニックシリーズに思い入れがないので、簡単に”別物”と割り切れているが…ともかく前半だけは間違いなく万人に受ける良ゲーである。

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◆クラシックソニックは操作がシンプルなので事故が起こりにくい。安心安定したゲーム進行が行える

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◆モダンソニックは凄まじい速度で走り回れるので爽快なのだが、操作が複雑というか、作っている側の指示に従わないとフルスピードが持続しないようなので、意外と覚えゲー要素が高い。Mapを頭に叩き込まないと簡単につまずいてスピードを落としてしまい、テンションが下がる。スクリーンショットのようなイベントシーンでは常に格好良く映るが…繰り返し遊んでくれということなのだろう

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Sonic Adventure DX – ソニックのみクリア(1)

本作は複数のプレイアブルキャラクターが登場し、その各キャラにストーリーが割り当てられているため、全六キャラでクリアしないことには物語の全容が理解できない。主人公ソニックだけを操作するゲームだと思っていたので、少々面を食らってしまった。しかし、ご存知の方もおられるだろうが、私は速いゲーム性が好みであり、ストーリーにも興味が薄く、各ゲームの美味しいところをつまみ食いするのにも抵抗がないため、ソニック一匹を爆走させて”ゲームクリア”することを簡単に決めてしまったわけだ。

本作はとにかくソニックのコミカルで爽快なスピード感がもの凄い。2Dから3Dへと変わり、3D空間を縦横無尽に、目で追うのがやっとの速度で走り回るソニックはゲーム史に残りそうなほどの素早さだ。そのスピード感を大きく支えているのがカメラワークなのだが、こいつがかなりの極端で、スピード感ばかりを追求し、音速のハリネズミを格好良く写すことに多くを割り振りすぎている。結果、ソニックばかりに焦点が当たり、進むべき道(空間)を把握しにくく、右に移動していてもカメラが急に動いて上に移動してしまうような誤動作が頻繁に起こる。アクションゲームとしては劣悪と言わざるをえない。この如何に格好良く爽快に走れるかを全力で設計した”キャラゲー”をどこまで許容できるかで本作の好き嫌いが変わるだろう。

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◆キーン。走るのがとにかく爽快…ってなんだか爽快って単語しか書いてないな

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◆どの方向にキーを入れれば?といった状況は多いが、基本的に前進しているだけでカメラの角度が変わり、勝手にソニック曲がってくれる

Deadlight – 緻密な2D描画が価値か

パルクール要素があり、瞬間的に正解ルートを発見しなければならないという意味で2D版Mirror’s Edgeのように感じた。が、まぁしかし何に似ていようが本作はDeadlightという独立したゲームなのだから、素直に単品で見て遊べば良いだけだ。

本作のゲーム性は大きくパズルとアクションの二つに分けられる。パズルの方は初期状態からヒントが表示されており、目標物周辺に矢印が見えていることと、パズルそのものの難易度が低いことから、さほど重視されていないように思える。アクションの方はと言うと、こちらも特に難しいわけではないので、全体的に易しいゲームと言えそうだ。ただし、終盤近くになると、その易しいゲームを無理に難しくしようとしたらしく、初見殺しに加え何故死んだのか分かりにくいパターンが増えてくる。そうなると死亡から復活の間の長いローディング時間も気になってくるもので、クリア後の心象はあまり良くない。

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◆アメリカ在住のSasuke(33)

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◆やたらとレトロでダークなアクションステージに迷い込んでしまったSasuke(33)

Bastion – 皆が器用なわけでは

時たま無性にパッドでアクションゲームが遊びたくなるので、積んでいた本作をクリアまで。アクションゲームとしては防御(ガード)が強く、画面を見ていたほうが有利になる調整なので好みであるが、全体を通してやることが変わらないため、やや単調かなといった印象。飽きる前に新しい武器が手に入ったり、既存の武器強化が可能になるため、プレイヤー側に「飽きた!」と明確に思わせないような作りにはなっているものの、基本的に戦闘は”少しだけ”気を引き締めておけば大丈夫といった程度にのんびりとしたものだ。考えていたよりもRPG色が強くアクション色が弱かったので、少し残念。

RPG色が強いということで、ストーリーについて移るが、これはなんだかよくわからなかった。というのも、戦闘中にも話が進んでしまうため、アクションゲームをしながら英語のリスニングなり字幕を読まなければいけないのだ。私は二つのことが同時に行えない不器用な人間なので、目の前の敵をハンマーでぶん殴ったり、火炎放射器で燃やしたりしている時に英語は聞き取れないし、日本語も目に入らないのである。そもそもひどく抽象的な語りかけが多く、投げっぱなしジャーマンなゲーム導入部分から本作の世界そのものに、ほとんど興味をそそられない。そんな状態でストーリーから置いてきぼりにされてしまえば、当然追う気にもなれない。レベリングをしてもっと余裕を持ってプレイしろということだろうか?

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◆幻想的なビジュアルとBGMは高水準で、視覚と聴覚へのアプローチは成功している

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◆後半には攻撃に体力吸収がのるようになり(ドレイン)、火炎放射で体力が回復する夢のシチュエーションが実現する