Metal Slug – 乾いたクリア記録

無限コンテニューを利用し、Xを含めたMetal Slug1から4の5作品をクリア。有名なタイトルなので触れておこうといった軽い気持ちだ。当時ゲームセンターで見かけた時は気にならなかったが、実際に遊んでみると遊び心あるドット絵(モーション)のおかげか、敵がとてもコミカルだ。背景も過剰な破壊描画によって楽しい気分にしてくれるため、なんだかゲーム全体が明るく、元気を貰える。銃を撃って進むだけの派手なアクションゲームかと思っていたが、それだけではなかったようだ。やはり10年以上シリーズが続く作品にはそれなりの理由がある。


◆メタルスラッグ(1996)。シンプルで遊びやすく好み。2以降とは異なりほとんどの敵が人間で、銃やロケットランチャーといった馴染みのある武器で向かってくるため、直感的に戦いやすい。終盤に差し掛かるまで理不尽なダメージが少ないように感じた


◆メタルスラッグ2(1998)。アーケード版を触ったことがないので正確なことは言えないが、今回遊んだDotEmu版は動作が重いうえに処理落ちも酷く、まともなゲームに思えなかった。もう少しスムーズに動いてくれたのならば、面白く感じたかもしれない

続きを読む

Zombie Shooter 2 – 難易度Hardで二週目

2019年に突如Full HD対応したのをきっかけに、やや間が空いてしまったが13年ぶりのリプレイ。前回のプレイでは敵を倒したときに体力回復できるVampirismのParkを選択した記憶があるが、今回はシークレットを発見しやすくなるObservantと成長を早めるIntellectに振って、大器晩成のキャラを目指してみた。結果から言うと成功した。前半に辛い箇所はなく、後半は目論見通り強力なキャラに成長して、より楽に進められて良かった。ただ、これはSigma Team作品のセオリーを知っているからであって、シリーズ未プレイだと詰む可能性がある。

ふわりと適当に喋るが、本作はAction and RPGと銘打つだけあってキャラクターの成長要素が柔軟で魅力的だ。ここが重要で、難易度を上げてしまうととにかく強い武器を買っていく、いつものSigma Teamバランスとなってしまい、キャラクターや武器やParkの趣味強化要素が形骸化してしまう。とても窮屈だ。よって難易度Normal以下でセオリーを無視して、自分の思った通りにキャラを作っていく方がゲームを楽しめるように思う。ひたすらショットガンを強化し続けるもヨシ、移動速度を上げ続けて立ち回り最強を目指してもヨシ、銃を捨てて殴るキャラにしてもヨシ!だ。


◆暗闇+フィルムエフェクトは雰囲気が良いとホラー面ではプラスに評価できるが、アクションゲーム的には見えづらくてマイナス


◆古来から続く武器の強さ=キャラの強さという分かりやすいシステム

Rise of the Tomb Raider – VRテスト(3)

所持しているゲームからVRを試せる本作を選択。ゲームを40分ほど進行させるとVRで遊べるゲームモードが解放されるので、Meta Quest 2を有線接続で動かしてみた。比較対象が少ないので何とも言えないが、デフォルト設定の画質ではそれなりで見え、悪くないように思えた。この辺りはやはり他のソフトをいくつか見てみないとなんとも言えない。

ゲーム内容はクラフト家の事情を謎解きしながら読んでいく感じ。時折テキストが歪んで読めなくなったが、これはむしろVR機器の固定やピント調節のチェックとして機能していた。雰囲気で解けるゲーム的な仕掛けばかりだったが、アイテム欄を参照する箇所で詰まってしまった。Quest 2の基本操作が覚束ないまま開始したため、アイテム欄を開くための操作が分からなかったのだ。いろいろ格闘しながら左手のスティックの押し込みだと分かった後には、重要なヒントが頭から消えており、いやヒントがあったことすら忘れたためどん詰まりに。…少し攻略サイトの世話になりながらのクリア。体を大きく動かすといったアクションは無かったものの、酔いもなく、機器のテストとしては悪くなかったように思う。


◆このスクリーンショットはVRモードで撮影したものではない。実際のプレイで用いられている魚眼レンズのような写真を貼ってもしょうがないだろうし、今後どのように記事を書いていこうか考え中

Onirism – スーパー欲張りセット

チャプター3までクリア(現在はEA中にてチャプター6までプレイ可能なので丁度半分)。3までとはいえ、ボリューム的にはかなりのもので、10時間以上触っている。始めはAlice: Madness Returnsに近いと感じていた。こういう雑な言い方があまりよくないと思うが伝わりやすさを重視すると、ファンタジックな世界観とシンプルなアクションTPS、そして主人公の魅力に比重が大きいところが似ている。異なる点は80種類の武器や100種類のコスチュームに、どこかで見たような映画やゲームのオマージュシーンなど、製作者の趣味をこれでもかと詰め込んだ夢の国的なところか。よさげな武器と洋服を気分で組み合わせ、みんなが大好きな”あの”シチュエーションを上手に味わうと良い。

トレイラーを見て楽しめそうだなと思えば、楽しめる可能性は高いが、注意点として道に迷いやすい点が挙げられる。単純に進行ルートが分かりにくい場所もあるが、マップが巨大な割に案内が少なかったり目立たなかったり、序盤は特にナビゲートが不足している。恐らくマーカーを表示させたり、地図を持たせたりと解決策はあるだろうか、これでは雰囲気が大きく損なわれてしまう。雰囲気ゲームから雰囲気を取り上げるのはさすがにまずい。そういうわけで、プレイヤーは過去のゲームを遊ぶ気持ちで、時間を十分に取ってゆったりと景色を見ながらポップな世界に浸かってみると良いだろう。ある種最初から迷うと分かっていれば、心へのダメージは少ないはずだ。


◆本作最大の魅力を担うチャーミングなキャロルちゃんは欲望に素直でやんちゃな気質だ。先に進めない時におとなしく鍵を探しに行く性格ではない。イエスマンにならない力強いヒロインは良い


◆直線マップにて突進してくる骨ばった化け物や爆弾を抱えて神風特攻してくるちびっこをミニガンで返り討ちにする展開。なんだかどこかで見たことがあるな?

続きを読む

Earth Defense Force: Insect Armageddon – 湧き上がる使命感

難易度Normal(1/3)をクラスTrooperで一周。地球防衛軍シリーズは未プレイ。うっすらバカゲーとしてイメージしていた巨大昆虫との戦争ゲームであったが、実際にプレイしてみると想像以上に地球を守っている感があって熱い気持ちになれた。虫に襲われて逃げ惑う人々をかき分けて、さっそうと現場へ始末にいく様子はまさに防衛軍といった出で立ちで、人々を守らねば!という強い気持ちが芽生えてくる。

基本的には5種類ほどの虫をひたすら撃ち続けるゲームである。他タイトルのような気分でシューターとして遊ぶと単調さばかりを感じてしまうが、俺(たち)が地球を守るんだ!といった使命感に反比例するようにネガティブさが減っていく。無限にも思えるほど攻めてくる大量の虫にたいして同じ銃で応戦し続ける行為も、なんだか消火活動のように思えてくる。恐らく放水という消火行為もかなり単調なはずだが、消防士が「なんか火消えねぇし、水かけるの飽きてきたな…」とは多少は思っても、途中で投げ出しはしないだろう。人々の生命や暮らしを守る行為というものは単調なものかもしれないが、それが仕事なのだ。重要な仕事ほど面白いつまらないといった次元で語るべきではない。そう…地球防衛は遊びじゃないのだ。といった具合にEDFの隊員になりきれると本作を楽しめるのではないだろうか。


◆Trooperはスタンダードな性能で苦手な状況が少ないため、ソロキャンペーンで使いやすい。Co-op前提のためかNPCは控えめな立ち回りなので、基本的に自分な何とかしなければならない。旬な時に遊んでいればよかったと少し後悔


◆ミサイルランチャーの誘導弾は便利。操作負荷が低く、大まかな方向があっていれば敵にダメージを与えられる。こういった武器は使ったことがなかったので新鮮